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ベルリン

あの頑丈な壁は
とっくに崩れ去ったのに
僕は眼前のハードルさえも
飛び越えられないでいる

蜃気楼の夢に挫折した今
僕の内部に存在するものは
感性と哲学の欠片
それから君の身体の曲線

ふたりを隔てていた壁を
あの時 叩き壊せば良かった
片腕ひとつ失うくらい
怖いことではなかったのに