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哀切

野に咲く花を摘んだあなたが
愛しい指先で花びらを外してゆく
遠い日の初恋のように
透明な雫が頬を伝うのはなぜ?
言葉にできない哀切が
わたしの内部で始まってゆく
乙女のように揺らめく想い
破滅的に傾いてゆく桃色の身体