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<photo by アリス>



晩夏

窓辺で ひぐらしが鳴いている
まるでレクイエムみたいに
あなたを過去形には出来なくて
カーテンに凭れ時計を止める
 
逝く夏を悼むふりをして
セピア色のわたしを抱けばいい
ちいさな蝉を葬るように
彼女の待つ部屋へ行けばいい
 
儚い声で ひぐらしが呼ぶ
ひとりで柩を探しなさいと鳴く



♪music by kohzasさん♪