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水無月

横須賀線に乗って
鎌倉を訪ねるのが好きだった
電車は十分間の魔法で
わたしを北鎌倉へ連れてゆく

八年も暮らした横浜の面影が
今では少し薄れたけれど

水無月になれば
東慶寺や明月院で
雨の伴奏に合わせて
紫陽花たちが唄い始める