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長袖の季節

深夜から明け方にかけて
秋の匂いのする風が
ベランダの窓から訪ねてくる
風や虫たちのコーラスに
「こんばんは」と挨拶したくなる
珈琲色のジャケットは
君の愛ほど暖かくはないけれどね
今を温めてくれるのには充分で
こんなふうにして
僕の長袖の季節が始まってゆく